本記事では、近代銭の種類と買取相場を紹介します!
近代銭または近代通貨には多くの種類があり、買取相場もそれぞれ違います。あなたが持っている近代銭が一体いくらなのか、そして価値を決めるポイントを見ていきましょう。
近代銭に価値はつくの?
近代銭の価値が付くポイントは大きく3つあります。
- 近代銭の歴史的価値
- 近代銭の地金の価値
- 近代銭の希少性
「歴史的価値」には、硬貨が発行された当時の技術力や時代毎の歴史的背景が大きく関係します。「地金の価値」とは硬貨が含む金や銀の価値のことです。金貨や銀貨を買取に出すと、査定時の金相場や銀相場など貴金属のレートに合わせて1gあたりいくらという貴金属としての価値がつきます。「希少性」に関しては、発行枚数が少なく古銭コレクターに人気が高い場合は買取価格が高くなりやすいです。
時には、歴史的価値が高く発行枚数が多い近代銭よりも、歴史的な価値がある近代銭よりも発行枚数が少なく人気の近代銭の方が、買取相場が高くなる場合があります。加えて、近代銭の保存状態ももちろん重要なのですが、間違われやすい以下のポイントに注意しましょう。
近代銭の種類と買取相場
明治金貨の買取相場
明治金貨とは1870年から1932年までの間に発行された金貨を指していて、発行枚数の少なさから非常に高い買取相場となっています。一般的に買取相場の一番高いものは旧20円金貨で、明治10年(1877年)に発行された旧20円金貨はわずか29枚だったそうです。
▼ 明治金貨の買取相場について以下の記事で詳しく紹介しています。
1円銀貨の買取相場
1円銀貨とは明治3年(1870年)に発行された、主に中国との貿易の際に使われていた貨幣です。1円銀貨には種類が複数あり、大型か小型といったサイズや発行年の違いによる図案の違いなど様々な要因で買取相場が異なります。
▼ 1円銀貨の買取相場について以下の記事で詳しく紹介しています。
貿易銀の買取相場
貿易銀とはアメリカやイギリスとの貿易の際に使用されるために明治8年(1876年)から明治11年(1879年)に発行された貨幣です。たった3年間しか発行されなかったうえに、発行枚数も300万枚しかない貨幣であるため、希少性の高さから買取相場が高いです。
▼ 貿易銀の価値や買取相場について詳しく知りたい方は以下の記事で紹介しています。
その他の種類と買取相場一覧
その他の近代銭の種類と買取相場は以下の通りです。
旭日竜大型50銭銀貨 | 3000円〜7500円 |
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旭日竜小型50銭銀貨 | 4000円〜6500円 |
竜50銭銀貨 | 1500円〜150万円 ※年号によって相場が大きく異なり、明治7,9,13年が特に高いため |
旭日50銭銀貨 | 600円〜2500円 |
八咫烏(ヤタガラス)50銭銀貨 | 50万円〜60万円 |
小型50銭銀貨 | 300円〜1000円 ※発行枚数の少ない昭和13年のみ、1万円ほどになる可能性あり |
大型50銭黄銅貨 | 100円〜12万円 ※年号・種類によって相場が大きく異なるため |
小型50銭黄銅貨 | 50円〜100円 |
旭日竜20銭銀貨 | 2000円〜1万円 |
竜20銭銀貨 | 1000円〜2.5万円 ※発行枚数の少ない明治13年のみ、130万円ほどになる可能性あり |
旭日20銭銀貨 | 400円〜1000円 ※発行枚数の少ない明治44年のみ、1.5万円ほどになる可能性あり |
旭日竜10銭銀貨 | 2000円〜4000円 |
竜10銭銀貨 | 1000円〜3万円 |
旭日10銭銀貨 | 200円〜1000円 |
八咫烏(ヤタガラス)10銭銀貨 | 4万円〜5万円 |
10銭白銅貨 | 100円〜600円 |
10銭ニッケル貨 | 200円〜500円 |
10銭アルミ青銅貨 | 100円〜350円 |
菊10銭アルミ貨 | 50円〜1500円 ※昭和18年のみ1500円ほどになる可能性あり |
10銭錫貨 | 50円 |
稲10銭アルミ貨 | 50円 |
旭日竜5銭銀貨 | 2万円〜5万円 |
旭日大字5銭銀貨 | 6000円〜1万円 |
竜5銭銀貨 | 2000円〜2万円 |
菊5銭白銅貨 | 400円〜1000円 ※昭和28年のみ、1万3000円ほどになる可能性あり |
稲5銭白銅貨 | 1000円〜3万円 |
大型5銭白銅貨 | 1000円〜1500円 |
小型5銭白銅貨 | 200円〜400円 |
5銭ニッケル貨 | 250円〜500円 |
5銭アルミ青銅貨 | 200円〜300円 |
5銭アルミ貨 | 50円〜1000円 |
穴アキ5銭錫貨 | 150円 |
鳩5銭錫貨 | 70円〜200円 |
2銭銅貨 | 500円〜2000円 ※明治6,7年のみ、1万円ほどになる可能性あり |
竜1銭銅貨 | 250円〜2000円 ※明治14年の「大四」と呼ばれるものは1万円ほどになる可能性 |
稲1銭青銅貨 | 300円〜1500円 |
桐1銭青銅貨 | 60円〜3000円 |
カラス1銭黄銅貨 | 150円 |
カラス1銭アルミ貨 | 70円〜500円 |
富士1銭アルミ貨 | 50円 |
1銭錫貨 | 50円〜150円 |
半銭銅貨 | 300円〜4000円 ※明治10,12年は1万円以上する可能性あり |
5厘青銅貨 | 300円〜700円 |
1厘銅貨 | 1000円〜4万円 ※明治9,13年は25万円〜40万円ほどする可能性あり |
※買取相場は全て「美品」の状態を前提としています。
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まとめ
いかがだったでしょうか。今回は近代銭の種類と買取相場を紹介しました。近代銭以外にも古銭にはたくさんの種類があるので、自宅に古銭や記念メダルがある人は、思わぬ高価買取を期待して、まずは査定額をつけてもらいましょう。「いま」の機会を逃すとあなたの手元にある古銭の価値が暴落するかもしれませんよ。損をしないためにまずは近代銭を無料査定してもらいましょう。
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